タイに滞在中のミャンマー人労働者に帰国しないよう要請

【政治】【新型コロナ】【社会】 2020420

 ミャンマー外務省は、タイに滞在中のミャンマー人労働者に対し、4月30日までミャンマーに帰国せずタイ国内に留まるように要請した。国営新聞「Myanma Alinn」が伝えた。

 外務省の声明文によると、現在タイ・ミャンマー国境ゲートにタイからミャンマーに帰国しようとする出稼ぎ労働者が押し寄せており、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるだけでなく、感染拡大防止に必要な隔離・待機用の施設が足りなくなっているため、ミャンマー側での受け入れが困難になっているという。

 タイでは3月26日から4月30日まで非常事態宣言が、4月3日からは夜間外出禁止令が発出されているため、移動の手段が確保できない状態となっている。さらに、ミャンマー国内も長距離バスの運行がほとんど休止しているため、4月30日までミャンマーに帰国せずタイ国内に留まるよう要請している。

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