2018年ミャンマービジネスニュースTOP10
★第1位★

2018年にもっとも注目されたのはこのニュース!
10月1日から1年間を試行期間、減少している外国人観光客を増やすための措置だが、効果が確認されれば継続される。
免除開始当日、日本からのANA直行便を出迎える式典が行われ、日本側からミャンマーの観光客誘致のシンボルとしてふくろうをモチーフにした「ゆるキャラ」が贈呈された。
(関連記事:観光ビザ免除式典、日本からは「ゆるキャラ」贈呈

ミャンマー、日本と韓国に対し10月から観光ビザを免除へ

 ミャンマー観光業協会のマウン・マウン・スェー副会長は、10月1日から日本人と韓国人の観光客は入国ビザが免除されると発表した。The Voice紙が6月11日に伝えた。

 同副会長は「関係省庁が昨年から協議を続けてきた結果、日本と韓国の観光客にはビザ免除を、中国の観光客にはアライバルビザを与えることになった。10月1日から1年間を試行期間とし、効果が確認されれば継続される。減少している外国人観光客を増やすための措置だ」とコメントした。また、ある旅行社の経営者も「6月9日に開催された観光写真展にホテル・観光省大臣が出席した。その際に、10月1日から日本と韓国の観光客にビザを免除するとの発言があった」とコメントした。

 2017年のミャンマーへの外国人観光客数は340万人だった。

★編集後記★

 国民民主連盟(NLD)が与党となり3年目の今年、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相にとって、まさに試練の連続だった。
 ロヒンギャ問題では予定通りに帰還が進まず、国際的な非難が高まりEUは特恵関税(GSP)の取り消しを検討するなど圧力を強めた。また、ドル高・チャット安により、ミャンマー国民はもとより、輸入品に頼る日本企業にも影響が見られた。一方、外国からの投資を加速させるため、新省が設立されたことは記憶に新しい。
 11月に行われた補欠選挙では4議席を失ったNLD。2020年に行われる総選挙も視野に入る来年は、経済政策はもちろんのこと、国際的な問題についてもどのように着地させるか、政権は難しい舵取りを迫られているといえよう。


最後に・・・

この1年、皆様には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
2019年も引き続きよろしくお願いいたします!

MYANMAR JAPON スタッフ一同