新年明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。早いもので、ミャンマーに来てから12回目の元旦となりました。私が来た当時のミャンマーは、1月1日というのは普通の平日で、大晦日にパラっと花火や爆竹の音が聞こえるくらいの感じでした。元旦は、町は平時と変わらない状況であることに、日本人として衝撃を受けた記憶があります。その代わり、ミャンマーの人にとってのお正月というのは、4月の水祭り(ティンジャン)休みがそれにあたります。4月に入ればもう歳末感が漂っているのです。
2026年のカレンダーを見ると、祝日が大変多いです。日本は18日の祝日がありましたが、ミャンマーは、週末で振替なしのものもありますが、なんと祝日関連の休みが30日もあります。経営サイドにとってみたら、頭が痛いですね(笑)。
弊事務所では、税務期限や日本とミャンマーの両方の祝日が入ったオリジナルの「JOSミャンマータックスカレンダー」を作成しております。もし、欲しい方がいらっしゃれば、お問合せください。


さて、2025年度は税務では、法人税の一部ドル払いがスタートするといった大きな変更点がありました。その前の年に、外貨建て給与や海外へのサービス料の外貨支払い等に対する源泉税についてドル払いがスタートしています。ミャンマーの税法はコモン・ローの影響もありますが、「とりあえず施行してみる」といった傾向が強く、法的安定性、予測可能性が著しく低いというのが特徴です。コロナ以前までは、海外からの専門家も入って徴税制度の整備が行われていました。少しずつ法的安定性も改善が見られていましたが、その後の政変により、特に為替関連の制度には、新たな困難が生じています。LTOの税務官など、当局の中には優秀な人も見られます。なんとか踏ん張って、正しく、あるべき徴税制度の推進を進めていってほしいものです。
年が明けたら、商業税や法人税の四半期申告があり、2月以降には、予納に向けて決算予測を行っていく必要があります。税務申告における外貨換算レートについては、今のところ正式に変更するといったアナウンスはありませんが、今後、税務当局の動向に注意が必要です。
2026年は、日本は午年。物事が大きく動き始める年などと言われますね。困難が続いているミャンマーも、良い方向に大きく動いていってほしいものです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2026年1月号掲載)

執筆者プロフィール
若松裕子
Japan Outsourcing Service Co., Ltd.(税理士法人Right Hand Associates)ヤンゴン事務所長・税理士。
2014年よりミャンマー駐在。中小企業から上場企業、ミャンマー国内法人まで幅広く事業をサポート。趣味は坐禅。
