クーデター以降、労働者に基本的な権利の保障失われる

【政治】【社会】 2022916

 昨年2月のクーデター以降、労働者の基本的な権利が失われていることが明らかになった。

 国際労働団体の倫理取引イニシアチブ(ETI)が発表したレポートによると、ミャンマーではクーデター後に労働組合が解散させられているため、経営者がこれを利用して労働者の基本的な権利を無視する行為が横行しているという。

 特に縫製工場で顕著にみられ、強制労働や労賃の搾取、サービス残業、職場におけるセクハラなどの実例がレポートに盛り込まれた。

 ヤンゴン市郊外南ダゴン工業団地の縫製工場に勤める女性は、「クーデター後に労働組合がなくなったので、経営者からマネジャー、リーダーに至るまでその地位を利用してのパワハラがひどくなっている。私たちには助けを求めるところがない」と語った。

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