藤元監督最新作『海辺の彼女たち』全国公開記念!!

日本・ミャンマー合作映画『僕の帰る場所』
2週間限定で初のオンライン配信決定!!

2018年に全国公開され話題を呼んだ映画『僕の帰る場所』。これまでDVD化や配信はされてこなかった本作ですが、藤元監督をはじめとする同じ製作チームの最新作『海辺の彼女たち』全国公開を記念して、2週間限定(3月13日(土)9:00~3月28日(日)23:59まで)のオンライン上映会を実施します。

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上映会ステイトメント
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映画『僕の帰る場所』は、私の初のプロデュースの現場で大変に思い入れが強く、企画から配給そして海外に売るまでの一連を経験することを通じて、作品作りだけではない様々なことを学びました。さらには映画作りを続けることとなり、私たちを”未来”に向けて引っ張ってくれた作品でもあります。映画が公開し、私たちの元を離れ、2年以上経った今でも自主上映が続いていることを本当に嬉しく思っています。

一方で「どうやって観れるのか」という個人の方からの問い合わせを頂く度、個人に届ける難しさを感じていました。情勢的にはなかなか大変なタイミングではありますが、ミャンマーのことはもちろん日本のこと家族のこと子ども達のこと、色んなことを感じる機会として、これを機にご覧になっていただけると嬉しいです。

そして、藤元作品に興味を持ってもらえたら、映画『海辺の彼女たち』にも足を運んでいただければ幸いです。

渡邉一孝[株式会社E.x.N代表・プロデューサー]

 

初監督を務めた思い出深い作品で、撮影から7年経った今でも皆様のもとへ映画をお届けできる事を嬉しく思います。改めて、関係者の皆様には感謝を申し上げます。

本作は、"母国語を話せない日本育ちのミャンマー人少年が、家庭の都合でミャンマーに帰国して馴染みの無い土地で何を想い、どう生きていくのか?"という知人の息子兄弟の実体験から着想しました。彼らが持つ"故郷"への眼差しが、国籍を越えた普遍的な物語となって皆様のもとに届く事を願います。

また、この上映会を企画している最中、ミャンマーで軍が政権を掌握する大きな事件が起きました。正直、このタイミングで映画を出すのはどうなのかとも感じましたが、その時代によって鑑賞の意味合いが変化するのも映画の宿命なので、ポジティブに、映画を通してミャンマーに興味を持つ方が一人でも増えれば嬉しいです。

短い期間での上映となりますが、どうぞよろしくお願いします。

藤元明緒[監督・脚本]

 

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配信について
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開催期間 : 3月13日(土)9:00〜3月28日(日)23:59の好きなお時間に鑑賞できます。
チケット料金 : 1,500円(税込)
通常チケット販売期間 : 3月13日(土) 0:00~3月28日(日) 22:00
鑑賞方法 : チケットをご購入後、上記の開催期間内ならお好きな時間にスマホやパソコン、TV*で鑑賞いただけます。TVで鑑賞する場合、ストリーミングデバイスやミラーリング可能な環境が必要となります。
*鑑賞プラットフォームの「teket」の利用は日本国内在住の方に限ります。海外から利用した場合の動作保証はありません。

 

■ 作品情報:『僕の帰る場所』*文部科学省選定作品
[2017/日本=ミャンマー/98分/カラー/ステレオ/1:1.85/ドラマ]
公式サイト:https://passage-of-life.com/

◆ストーリ-/解説:
ある在日ミャンマー人家族に起きた、切なくも心温まる感動の実話

東京の小さなアパートに住む、母のケインと幼い二人の兄弟。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり、ケインは一人家庭を支えていた。日本で育ち、母国語を話せない子ども達に、ケインは慣れない日本語で一生懸命愛情を注ぐが、父に会えないストレスで兄弟はいつも喧嘩ばかり。ケインはこれからの生活に不安を抱き、ミャンマーに帰りたい想いを募らせてゆくが——。

世界的な関心事項である”移民“という題材を、ミャンマーでの民主化の流れや在日外国人の家族を取り巻く社会を背景に描く。出演者の多くには演技経験のないミャンマーの人々を多数起用。まるでドキュメンタリーを思わせる映像は、ミャンマー人一家の生活を優しく見守りつつ、彼らが置かれた厳しい環境をありのままに映し出すシビアな眼差しで貫かれている。

東京国際映画祭「アジアの未来」部門では日本人監督初のグランプリと監督賞を、オランダ・シネマジア映画祭では子役のカウン・ミャッ・トゥが最優秀俳優賞を受賞。国内外の数々の映画祭に招待上映され、アジアの話題作の一つとして注目を浴びている。

東京国際映画祭の授賞式では、”ある家族の物語を繊細に語ることで、世界中の様々な家族のメタファーとなっている。フィクションを用い、現実の困難さを素晴らしく芸術的に描き、大変優れた映画的な価値と演技を持つ作品だ”と評された。

監督•脚本•編集:藤元明緒 出演: カウン・ミャッ・トゥ、ケイン・ミャッ・トゥ、アイセ、テッ・ミャッ・ナイン、來河侑希、黒宮ニイナ、津田寛治 他 / 撮影監督:岸建太朗 / 音響:弥栄裕樹 / 美術:飯森則裕 / ヘアメイク:大江一代 / 制作担当:半田雅也 / 音楽:佐藤和生 / スチール:伊藤華織 / 共同プロデューサー:キタガワユウキ / プロデューサー:渡邉一孝 吉田文人 / コーディネーション(ミャンマー):Aung Ko Latt Motion Pictures / 協賛:坂和総合法律事務所 株式会社ビヨンドスタンダード 長崎大学多文化社会学部 Ability South East Asia, Co., Ltd. 株式会社熊谷組 / 協力:在ミャンマー日本大使館附属ヤンゴン日本人学校 ミャンマー映画祭実行委員会 / 特別協力:MYANMAR JAPON CO.,LTD. / 後援:外務省 観光庁 国際機関日本アセアンセンター 一般社団法人日本ミャンマー友好協会 / 主催:特定非営利活動法人日本・ミャンマーメディア文化協会 / 企画•製作•配給:株式会社 E.x.N(エクスン) © E.x.N K.K.