【TOP対談】ミャンマーの先輩に問う!|日本語情報誌 ミャンマージャポン

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【TOP対談】ミャンマーの先輩に問う!

MYANMAR JAPON代表の永杉がミャンマーの第一線で活躍するリーダーと対談し、"現代ミャンマー"の実相に迫ります。

<第31回>駐日本ミャンマー連邦共和国大使 トゥレイン・タン・ジン 氏


今回のテーマ:日本との協力関係を一層強化


駐日本ミャンマー連邦共和国大使
1959 年生まれ。大学卒業後、ミャンマー防衛大学に入学。その後国軍に入隊し、同大学などで勤務、学部長を務める。防衛大学時代から国際関係、安全保障などの分野を担当し、2006 年には自衛隊の招聘により、訪日。太平洋の安全保障や災害時の軍の役割を協議するなど国際的なポジションで活躍する。2012 年に外務省へ入省、儀典局などの要職を務める。2015 年9 月より駐日ミャンマー大使として日緬外交の実務を担う。

協力関係の強化 多様な分野で実現へ

永杉 本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。大使着任後間もないとは思いますが、日本の印象はいかがですか?

トゥレイン 私は2015 年9 月に日本に赴任しましたが、以前にも一度、2006 年に訪日したことがあります。当時は国軍に所属しており、自衛隊より招聘され、太平洋安全保障関連、災害対策に関するセミナーに参加しました。その時にも感じたことですが、日本は「とても規則正しい」「仕事熱心」という2つの印象を持ちました。

永杉 駐日ミャンマー大使は政府の中でも非常に重要なポストだとお聞きしております。現在、ミャンマーと日本は経済を含め関係が深くなってきておりますが、その中で今回の大使のミッションはどのようなものだとお考えですか?

トゥレイン 両国の友好関係を維持していくこと。そして、多様な分野で関係性を発展させることが使命だと考えています。
 そのためにまずは、両国の首脳がお互いを理解し合うこと。次に大使を含む政府実務担当官が相互訪問したり、国家間の事案を積極的に調整していくこと。そして、国民同士が交流する機会を増やして、心からお互いが理解し合えることが必要です。
 これらの交流を通して、お互いが全体としてより深い関係を築いていく筋道をつくっていくことが、私のミッションです。

日本への期待 「技術」「資金」「教育」

永杉 今後、ミャンマーと日本の協力関係を築いていくうえで、日本に対して具体的にどのようなことを期待しますか?

トゥレイン ミャンマーはまだまだ発展途上の国ではありますが、良い点もいくつかあります。まず、ミャンマーは地政学的に重要な拠点であるという点。次に、天然資源が豊富にあるという点。そして基礎的な能力がある人材が豊富にいるという点があげられます。
 このような現状を踏まえ、今後の発展に必要なものが3 つあると考えています。それは、「技術」「資金」「基礎的な人材を、高度化する教育」です。私はこれらの点に関して日本との協力関係ができれば、お互いの国民レベルの友好関係の構築と経済的な発展が望めると考えています。

ミャンマー投資 日本にとり安心の投資環境へ

永杉 今年、銀行ライセンスが9行に発行されました。中国は1行、韓国は0行という中で、日本は三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が銀行ライセンスを取得することができました。
 これにはどのようなミャンマー政府の意図があるとお考えでしょうか?

トゥレイン 投資や貿易、国際協力、開発の分野において、日本は非常に重要なパートナーであり、それらを円滑に進めるためにも日本の銀行が必要だと考えていることが分かります。
 ミャンマーでは、" 経済特区" という経済発展に重要なプロジェクトがいくつかあります。その中にティラワ経済特区開発や、ダウェイ経済特区開発といったプロジェクトがあり、日本は中心的な役割として参画しています。
 政府としては、これらのプロジェクトに関する投資を円滑に行い、成功させたいと考えているためだと思います。日緬の年間貿易額については500万ドル程度だったものが、直近では2300 万ドルに伸びている実績があります。つまり、短期間でお互いの経済関係がより強固なものになっているのです。税関システムも日本の国際協力機構(JICA)の協力により改善されているといったこともあり、日本にとっても取引がしやすい環境が整い、より多くの日本企業がミャンマーとの関係を深めていくと思います。すでに640社以上の企業がなんらかの形でミャンマーと交易しています。

次なる注目エリア 観光資源の活用

永杉 最近、日本のメディアでは経済だけでなく、バガンやインレー湖などに代表される観光地の特集も目にするようになりました。
 ミャンマーには魅力的な観光地が数多くあると思いますが、ミャンマーの観光資源についてはどのようにお考えですか?

トゥレイン 政府としても観光資源には注目しており、近い将来、世界からの観光客が増えることを期待しています。
 ミャンマーには、歴史的な文化遺産がたくさんあります。すでにピュー王国の遺跡群は世界遺産にも認定され、今後もバガンを含めさらなる数の世界遺産の登録を目指しています。また登録そのものだけではなく、保存や管理技術、地区整備などが必要になり、これらの技術についても日本の指導を頂ければ幸いです。
 なお、すでに日本ユネスコ協会連盟(NFUAJ) からはご支援を頂いており、今後も継続されていくことを期待しています。

首脳から国民まで交流の機会増やしたい

観光振興への課題 交通インフラの整備

永杉 ミャンマーの観光振興に必要なものは何でしょうか?

トゥレイン 各遺跡の世界遺産登録を考えると、今後も観光客は増加傾向にあると思います。ミャンマー政府としても積極的にインフラ整備をしていく必要があると考えています。
 特に観光客をスムーズに観光地にアクセスできるようなインフラが求められ、空路、水路、道路などすべてに整備が必要です。このような分野での日本の支援も期待しています。すでに岡山県の商工会議所とは会議の機会もあり、現状をお話しています。ミャンマーは観光分野の成長が期待され、日本と共同で開発プロジェクトを進めることができれば嬉しいです。

永杉 私が現在ミャンマーに住んでいる理由の一つは バガンを観たから、と言っても決して過言ではありません。今後、ミャンマーと日本のさらなる協力体制のもと、両国が発展していくためにより踏み込んだ議論も必要になってくると思います。大使のますますのご活躍をお祈りしております。


MYANMAR JAPON CO., LTD. 代表
MYANMAR JAPON および英字情報誌MYANMAR JAPON+plus 発行人。日緬ビジネスに精通する経済ジャーナリストとして、ミャンマー政府の主要閣僚や来緬された安倍昭恵夫人、笹川陽平氏などとも誌面で対談している。独自取材による多彩な情報を多視点で俯瞰、ミャンマーの事業支援や投資アドバイスも務める。ヤンゴン和僑会代表、一般社団法人日本ミャンマー友好協会副会長、公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会特別委員。

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