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劇的に変わりゆく「児童・初等教育」-ミャンマーの未来を占う最優先課題-

インターのメリットって?

世界中にあるインターナショナルスクール。一言でインターといっても英国式や米国式もあり、カリキュラムも学校によってまちまち。そこでヤンゴンでインターに子どもを通わせているお母さんに赤裸々に実情を語ってもらった。
(写真提供:Dulwich College Yangon)

選択肢が少ないヤンゴン
イベントは盛りだくさん

-まずは入学の経緯を教えてください
 5年前、マニラからヤンゴンに赴任しました。子どもは一人娘で現在10歳。まずは日本人が経営するインターの幼稚園に入り、小学校ではネイティブの英語に触れさせたいと英国式を選びました。元々、候補は英国式と米国式の2校あり、英国式は情操教育重視でスローなイメージ、米国式は勉学追求といったイメージで、私としてはアカデミックなことはまだ求めていなかったので英国式を選んだんです。また、クラスの担任がイギリス人というのも選択の理由。ほかのインターではアジア人が教師を務めていることもあり、当然英語はネイティブではないため、そうした細かいところも気にしました。

-インター事情において、フィリピンとヤンゴンとの違いは
 ヤンゴンは圧倒的に選択肢が少なく、当時は英国式も少なかったです。また、インターと言いながらも生徒の大半がミャンマー人のような学校もあり、2校に絞ったという経緯があります。実は今年3月に再びフィリピンに赴任となるのですが、同系列に転校するため、学費をスライドでき、制服を買う必要もありません。授業料が高いため、これは大きなメリットです。

-お子さんの日本語レベルはどうですか
 家に帰るとほとんど英語は話しません。英語で質問しても日本語で返ってくるのが不思議です。ただ、ルー大柴さんのような話し方のときもあります(笑)。また改めて文化の大切さにも気づきました。というのは、例えば日本人が「赤飯」と聞けば、すぐに「赤いご飯」とイメージしますが、娘はよく知らないため「赤くないよ、茶色だよ」と言うわけです。我々が信号を「青」と言っても、実際は緑じゃないですか。そういう当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないのです。どう教えていいのか悩んでしまいます。

-学校でのイベントはありますか
 スポーツデイ(運動会)、インター校対抗のさまざまな会合、他国の姉妹校への遠征(サッカー、水泳、合唱)などたくさんあります。先日はクラスで5日間の国内旅行に行ってきました。また、インターナショナルデーというのがあり、そこではジャパンブースを出店します。あくまで有志による参加ですが、「ジャパンブースは人気なのでぜひ」と学校からお願いされ、親は和服を着たりしています。

親同士の付き合いはラク
課外活動で海外遠征も

-必ず参加しないといけないのでしょうか
 強制的ではないですし、私の場合は仕事があるため、多くは夫に行ってもらっています。ただ、欧米の家族では、ダンナさんが行くことも普通。欧米系ではお母さんが大使館職員でダンナさんが赴任に付き添っているケースもあるので。もちろんシングルの家庭もあり、環境にも多様性があります。そのため親が積極的に協力しないといけないというプレッシャーのようなものはないです。

-いじめはありますか
 基本的にはないみたいです。ただ、先日クラスで女の子同士による取っ組み合いのようなけんかが起き、発覚直後に先生が2人を話し合わせて解決しました。インターの特徴なのでしょうが、何かが起きた場合、当人同士で話し合うことが大切みたいです。ちなみにうちの娘はけんかの現場にいて、口止めを強制されたらしく、後日先生に「報告はするように」と注意を受けました。問題が起きれば隠さずに話し合うのが欧米流なのでしょう。

-課外活動のようなものは
 もちろんあります。娘は放課後、毎週3回のアフタースクールクラブに参加し、水泳、体操、ドラムに熱中しています。音楽やスポーツ以外にも編み物やダンスなどプログラムは多彩ですし、発表や交流の場も。系列の姉妹校で開催される大会に参加するため、マレーシア、カンボジア、フィリピンなどに行くこともあり、そうした活動は非常にいいと思います。

-ほかにも何かポイントはありますか
 親も自分の意見を持って授業に関わらなければならないことも。というのは、一昨年の授業のテーマで第二次世界大戦が取り上げられました。英米は戦勝国であり、日独伊は敗戦国。授業を行う前に、学校から保護者に子どもを参加させてもいいかとたずねられました。そういったことは欧米独特のやり方だと思います。また、給食がありますので、お弁当を作る必要がないんです(笑)。私は仕事をしていますし、そういった点もありがたいですね。

インターナショナルスクール List

編集部が独自に選んだ、日本人子女が通うインター校を厳選してピックアップ!

Brainworks Total International School

TEL:01-8551-360
【ヤンゴンに複数校あり】
ADDRESS:Tharketa, Hlaing, Kamayut, North Dagon, Thingangyun, South Okkalapa, Kyimyintine
URL:www.brainworks-total.com
E-mail:youarewelcome@brainworksschool.com

Dulwich College International

TEL:09-9664-23015
【PUN HLAING CAMPUS】
ADDRESS:Pun Hlaing campus Golf Estate Avenue, Hlaing Tharyar Tsp.
【STAR CITY CAMPUS】
ADDRESS:Star City campus Star City, Kyaik Khauk Pagoda Rd, Thanlyin Tsp.
URL:https://yangon.dulwich.org
E-mail:admissions@dulwich-yangon.com.mm

Network International School

【2歳~11歳】
TEL:01-5193-06、5342-12、5130-57
ADDRESS:23 Inya Myaing Road, Bahan Tsp.
E-mail:admin@networkintlschool.com
【11歳~18歳】
TEL:01-6605-65
ADDRESS:29 Highland Avenue, Pyay Rd., Mayangone Tsp.
E-mail:secondary@networkintlschool.com

Myanmar International School(MIS)

TEL:01-558115~18
ADDRESS:No 20 Pyin Nya Waddy Street, Yankin Tsp.
E-mail:info@mis-edu.com

The British School Yangon

TEL:09-2507-39873
ADDRESS:Taw Win Street, Mayangone Tsp.
URL:www.britishschoolyangon.org
E-mail:info@britishschoolyangon.org

The International School Yangon

TEL:01-5127-93、5127-94、5127-95
ADDRESS:20, Shwe Taungyar, Bahan Tsp.
URL:www.isyedu.org
E-mail:office@isyedu.org