H&Mの縫製工場、6月末に閉鎖 人権問題で受注停止の影響広がる
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2026 年 5 月 20 日
ヤンゴン郊外のシュエピター郡区にある縫製工場「キングス・リッチ・ファッション」が、6月末で操業を停止することがわかった。
同工場の労働者向けの通知によると、世界的な事業戦略の見直しや外部市場の変化を踏まえ生産停止を決定したとし、法令に基づき勤続年数に応じた補償金を支払うとしている。
同工場は数千人規模の労働者を抱え、スウェーデンのカジュアル衣料大手H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)の製品を受託生産していた。
H&Mは2023年8月、ミャンマー国内で深刻な労働者の権利侵害が発生しているとして、同国での生産委託を段階的に停止すると発表。英国の人権団体による報告書で、労働環境の悪化や権利侵害が指摘されていた。H&M側は当時、「自社基準に沿った生産を維持することが極めて困難になっている」と説明し、労働者の権利保護を重視する立場から撤退を決めたとしていた。
2021年のクーデター以降、ミャンマーでは人権侵害や労働環境悪化への懸念が強まり、スペインのファストファッション大手「ZARA(ザラ)」、アイルランド衣料の「Primark(プライマーク)」、英小売り「マークス・アンド・スペンサー(M&S)」なども生産停止や縮小を発表している。

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