【TOP対談】ミャンマーの先輩に問う!|日本語情報誌 ミャンマージャポン

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【TOP対談】ミャンマーの先輩に問う!

MYANMAR JAPON代表の永杉がミャンマーの第一線で活躍するリーダーと対談し、"現代ミャンマー"の実相に迫ります。

<第52回>IKON Trading Co., Ltd. マネージングダイレクター アウン・タン・テイ氏


今回のテーマ 総合サプライチェーンを目指す輸入販売大手

アウン・タン・テイ氏 [Mr.Aung Than Htay]

IKON Trading Co., Ltd. マネージングダイレクター
チャウ生まれ。1978 年にマグェー大学で地理学の学士を取得。2008 年には英国リバプール大学でMBA を取得した。1985 年にタイのバンコクで会社を設立。95 年にミャンマーに戻った後、貿易事業を興す。現在はIKON Trading社のマネージングダイレクター。2016 年7 月からはミャンマーのオーストリア名誉総領事に任命されている。

 

座して待てば機を逃す
状況に合わせた経営判断が肝要

各国から高品質商品を輸入販売
オーストリア名誉総領事も務める

永杉 本日はミャンマーの大手貿易企業IKON Trading 社マネージングダイレクターである、アウン・タン・テイさんにお話を伺います。早速ですが、御社が展開するビジネスについてお聞かせいただけますでしょうか。

アウン 1995年にJohnson Wax Professional社から商品を輸入し、IKON Mart で販売を始めたのがミャンマーにおけるビジネスのスタートです。2010 年にIKONTrading 社として法人化し、現在は主にミャンマー国内のホテルやレストランを顧客に持ち、高品質のキッチン用品、ホテルサプライ、食品などの輸入販売を行っています。我々は世界各国から優れた商品を集められることが強みで、スイス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリアなどヨーロッパの国々に加え、アメリカ、シンガポール、韓国、中国、タイ、そして日本などから全部で74 種類の商品を輸入しています。

永杉 一方でアウンさんはオーストリアの名誉総領事という肩書もお持ちです。こちらについてお話いただけますか。また、この役職に就かれたきっかけも併せてお聞かせください。

アウン ミャンマーにはオーストリア大使館がありません。そのため私が名誉総領事として、ミャンマー国内におけるオーストリア国民の安全確保や保護などを行います。ビザに関する対応はしていませんが、二国間の文化交流や貿易・投資促進など、幅広い仕事をさせてもらっています。
 きっかけは、知人の紹介です。私の前任者が定年となり、後任を探しているということで私に声がかかりました。オーストリア外務省、ミャンマー外務省双方から認定を得て、2016 年7 月から名誉総領事となりました。

永杉 オーストリア名誉総領事として具体的にどのような仕事をされているのでしょうか。

アウン 今年3 月には文化交流プログラムの一環として、ウィーン市役所後援のもと、「Vienna Ball」という伝統的なダンスを紹介するイベントを行いました。また、オーストリア商務省の協力を得て、同国の貿易団体にミャンマーにおける貿易及び投資機会について説明するセミナーなどを開催しています。

今後各国との競争が激しくなる高品質のアピールが必須

永杉 IKON Trading のお話に戻させていただきます。これまでは貿易を中心に事業を行っていたようですが、今後はどのようなビジネスを展開していく予定でしょうか。

アウン サプライチェーンビジネスを展開していくため、新たに2 つの会社を立ち上げ、IKON Group of Companiesとしてグループ化を行いました。新会社の一つは、主に倉庫業を行うSavvyInternational 社。二つ目はシンガポール企業と合弁で興した物流業GlobespanLogistics(Myanmar) 社です。後者は貿易の際に生じる書類関連業務や輸送アレンジなどあらゆる業務を請け負います。ユーザーの窓口となるIKON Mart は地方でも展開を始めており、外国での買い付けから輸送、保管、販売に至るワンストップサービスの拡充に力を入れている最中です。

永杉 順調な成長をされている御社ですが、現状抱える問題点を挙げるとしたらどのようなものがあるでしょうか。また、ASEAN 経済統合が経営に与える影響について見解をお聞かせください。

アウン 私がビジネスを進める上での考え方の一つに「Think Globally, ActLocally」という言葉があります。世界的な視野を持ちつつ、行動するときは自分の足元をしっかりと見据えることが大切だという意味です。インフラ不足ならば、足元で起こっているその状況を認識して、適切な対策を立てる動きを率先して行うべきです。例えば、停電に備えて発電機を設置することも対策の一つでしょう。インフラが完全に揃うのを待っていたら、大きなビジネスチャンスを逃してしまう可能性があるのではないでしょうか。

永杉 最後に日本のことをお聞きします。各国の企業と取引をされていますが、日系企業と提携している事業はありますか。また、日本に対するイメージも併せてお聞かせください。

アウン 日本で取引があるのは、野村貿易と三菱商事の2 社です。野村貿易とは和牛の取引を、三菱商事とはサーモンなど海産物の取引を行っています。日系企業とのビジネスの印象ですが、日本人は簡単な口約束をしないという印象があります。「できないかもしれない」と思うことに関しては、中途半端にイエスとは言わない誠実さがあります。
 日本人全体で言えば、しっかりとしたルールや価値観を共有し、それに対して自信を持っている国民というイメージを持っています。公私におけるこうした考え方や感性は、ミャンマーのみならず、世界的な規範として標準化していくべきだと思っています。

永杉 経済発展著しいミャンマーでは、近年、世界からもたらされる高い品質の商品やサービスを享受できるようになってきました。今後、貴社がさらなる発展をし、日本を始めとした他国の良質な商品やサービスが、より手軽にミャンマーで得られる日が訪れることを期待します。本日はお忙しい中ありがとうございました。

永杉 豊[NAGASUGI YUTAKA]

MYANMAR JAPON CO., LTD. CEO
ビジネス情報誌「MYANMAR JAPON BUSINESS」、生活情報誌「ミャンジャポ!」、英語・緬語ビジネス情報誌「MYANMAR JAPON + plus」発行人。ショールーム「The JAPAN BRAND」主宰者。日緬ビジネスに精通する経済ジャーナリストとして、ミャンマー政府の主要閣僚や有名企業オーナー、訪緬された日本政府の要人などと誌面で対談している。ミャンマービジネスの支援や投資アドバイスも務める。一般社団法人日本ミャンマー友好協会副会長、公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会特別委員、ヤンゴン和僑会代表。

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